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製図用紙の種類
~マットコート紙~

1.マットコート紙の基本情報

製図業界においてのコート紙とは、マットコート紙が一般的となります。

マットコート紙は表面にインク受理層が設けている加工紙に部類されます。そのため印刷時の発色は良好です。

表面はしっとりとした触り心地で、光沢感が抑えられているため、光の反射が起きないマット調(艶消し)ならではの落ち着いた雰囲気を演出することができます。

建築パースの用途で使用されることが多い用紙となります。理由は、カラーを含めたデザインを印刷する際、普通紙や再生紙のような非加工用紙よりも受理層を設けている方がきれいに表現することができるためです。

また、マットコート紙の中でも再生紙同様に再生パルプを原料とした環境に配慮された製品もあります。コストはやや高くなってしまいますが、環境配慮の観点から特に官公庁向けに採用されることがあります。

 
2.マットコート紙の選び方

用紙品質

マットコート紙といっても商品によって印刷結果が異なる場合があります。

その原因となるのは、用紙表面の受理層です。

安価なマットコート紙の場合、コストを抑えられる代わりに品質は安定していません。

設計図などの細かい線や文字を印刷する際、コストを重視するあまり、にじみの発生や印刷の色が薄くなってしまう紙は求められる印刷精度を満たさず好ましくありません。

コスト重視にするのか、ある程度の品質を保ちつつコストを抑えるのか、しっかりと品質を選択するのか、によって適切なマットコート紙がかわります。

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厚み(μm

ポスターや掲示物など幅広く使用されていることから厚みの種類は様々あります。

図面用途に関しては、厚みにこだわる必要は少なく、コストを抑えることのできる薄手タイプ(110μm)前後が最適です。

古紙パルプ配合率による環境ラベル取得数

古紙パルプ配合率だけの判断材料ではありませんが、環境ラベルを取得していることで様々なメリットがあります。

エコマーク等の環境ラベルは第三者機関によって審査・認定が行われており、国内でも多くの認知度があります。そのため、信憑性や安心感などを与えられる一つの材料となります。

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3.マットコート紙の使用場面

カラーを使用する図面(線画、ベタ印刷)

工事現場や施工現場で設計を使用するCAD図面:工業、工場、建設会社など

保管用の紙図面:工場、工業、建設会社など

地図やフロア図などの平面図:建設会社、測量会社など

道路や配管等の縦横断図の詳細図:測量会社、官公庁など

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4.マットコート紙に関するあれこれ(Q&A)

製図業界のマットコート紙とコート紙の違いはなに?

一般的にはコート紙の種類のひとつとしてマットコート紙と呼ばれる用紙があります。コート紙自体はマット調から光沢調まで含まれ、印刷業界ではより発色がよく表現することのできる光沢調のコート紙を指す傾向があります。

一方で、製図業界では光沢感があまり必要ないということもありますが、図面などの精度を求められるため、印刷精度の高いとされるマット調が好まれる傾向があります。

このような実態もあり、製図業界でコート紙というとマットコート紙のことを連想される方が多いです。

 
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